- 2010年10月5日 1:00 PM
- CakePHP

先日、PHP Matsuriが盛大に開催されました。
1-byte.jpでもPHP Matsuriの紹介記事を1ヶ月ほど前に書きました。
これを書いたときは、不参戦表明をしていたのですが、急遽参加出来ることが決定。
気張って参加してきました!
PHP Matsuriで何が起こったか
会場は、総勢約80名ほどのPHPer達の熱気が充満しています。
長い期間を掛け、準備してきたスタッフ達、今日のためにハックネタを用意してきたエンジニア達…。
とにかく、様々な方々が様々なところから、様々な期待を込めて集まっていました。
その中にはCakePHP、Lithium、Symfonyのコアデベロッパも含まれます。
PHP Matsuriと普通の勉強会は何が異なるか。
その一つがこのコアデベロッパの存在です。
普通に、他の勉強会でも海外のすごいデベロッパが来ています。
PHP Conference 2010でもPHPの生みの親である”Rasmus Lerdorf“さんも来ていましたしね。
しかし、PHP Matsuriでは”このデベロッパと一緒に開発出来る“ことが大きな差です。
徹夜で2日間、隣の席に座って開発出来るんです。
食事さえ一緒でした。
こんな機会は滅多にありません。

PHP Matsuriで一緒に開発するGrahamさん
Web上だけでは得られない”リアリティ“を感じた2日間でした。
英語を感じる
オープニング・セッション、”Linuxカーネル読書会“のよしおかひろたかさんから。
話の中心は”ハッカソンで何をすべきか、何を学ぶべきか“です。
内容は”Linuxカーネル読書会“や”プログラミング&セキュリティキャンプ“を踏まえて、こういった場でどのように大人のエンジニアが勉強するか。
中学生や高校生が”プログラミング&セキュリティキャンプ“に来て、”英語のリアリティを感じる“という話がとても印象的でした。
始めはLinuxのカーネルを開発したいだけ。しかし、そのディスクリプションを英語で書く必要があることを知り、英語のリアリティを感じる。
これってとても大事ですよね。
自分が学生時代に足りなかったことでもあります。
さらに話は、”達人と弟子“へ。
Learn how to learn. “学び方を学ぶ”
実際に”Linuxカーネル読書会“、”プログラミング&セキュリティキャンプ“、そして”PHP Matsuri“に来て、あなたの達人を見つける。
そして、”達人がどのように学んでいるのか“を学び、弟子は達人になる。
その上で不可欠なのが”濃密なコミュニケーション“。
やはり、先ほどの”英語“の話に帰着します。
まさに、”PHP Matsuri“はこれを感じ取り、学ぶ場であったように思えます。
技術を学ぶ
技術を学ぶ上で重要なのは、
- あなたの達人を見つけること
- 自分のモチベーションを高めること
この2つです。
“PHP Matsuri“はこの両方が揃った場であったと言えます。
まずは1つ目、”あなたの達人を見つけること“です。
これは”コアデベロッパ“と”総勢約80名の日本のエンジニア達“です。
この中には自分よりもレベルの高いエンジニア、低いエンジニア、同じレベルのエンジニアがいます。
(ちなみに自分は最下層のほうですが:D)
そして、それぞれの得意分野も違います。
これだけいるのですから、見つからないのがおかしい話。
あとはあなたのコミュニケーション次第。積極的にいけばたくさん学べるし、一言も話さなければ一つも学べない。
それはコアデベロッパの方から学ぶときも同じことです。
今回、来日した4名の方々はとてもフレンドリーに接してくれました。
つまり、後は
英語を話せるかどうかではなく、英語を話そうとするかどうか。
ということです。
分からないことは聞いてみれば良いんです。
片言の英語と、ソースコードを見せながら。
今回、会場を見ていて思ったのは”これが出来る人と出来ない人の差が大きい“ということです。
これも一つのリアリティでした。
“英語は完璧じゃなくていい“といった趣旨のブログ記事がよく上がりますが、このリアリティです。
英語を完璧に話すよりも、伝えることを優先する。
これも”日本と海外“のリアリティではないでしょうか。
ちょっと話が逸れている気がしますが、”PHP Matsuriには学ぶためのあなたの達人はたくさんいた。そして達人に学ぶかどうかはあなた次第。“ということです。
そして2つ目、”自分のモチベーションを高めること“です。
“ハッカソン“という環境があなたのモチベーションを高めてくれます。
人間は不思議なもので、周りの感情次第で良くも悪くもなる。
その場の雰囲気が確実に自分に影響します。
もちろん、周りの雰囲気に関わらず、最高の状態を保てる人もごく少数いると思います。
しかし、少なくとも自分はそうではない。
私は完全に”ハッカソンの熱気“にやられた一人です。
その結果が”徹夜での開発“と”発表出来ないと思っていた成果物の完成“です。
この光景は夜中の会場を見れば感じてもらえると思います。

午前1時の開発風景
これ午前1時ですよ。この時点でほぼ全員が開発を続けています。
そして、時間と共に人数は減りましたが、最終的に30名ほどの方が徹夜で開発していました。
そして残った方々はデモのぎりぎりまで、ひたすらコードを書いていました。
ちょっと皆さんおかしくないですか?(笑
しかし、この環境はすごく心地良いものです。
自分のやりたいことに没頭出来る。
聞きたいことは周りに聞ける。
周りからすぐにフィードバックがあり、それを成果物に含める。
そして、その人の開発がガンガン進み、周りもつられて開発を進める。
ま、もちろんエネルギーは使い果たしますが。
そして自分は
自分の成果物は次の2つです。
- “JIREI NIGHT お知らせメール”の発表
- “EmailPlugin”の公開
“JIREI NIGHT“では15分の枠を頂き、CakePHPで開発した”お知らせメール“というサービスを発表させて貰いました。
ハッカソンではCakePHPのコアコンポーネントであるEmailComponentを使いやすくしたEmailPluginを作り、発表しました。
目に見える成果はこの2つですが、この他にたくさんの学びと自分を鍛え直す決意を得ました。
学び得たことは、技術的なことよりも精神的なことが多いです。
まさに”学び方を学んで来た“ようです。
- 英語を話せるかどうかではなく、英語を話そうとするかどうか。
- 自分の強みが相手の印象に。
- ハック = アイディアであること。
英語を話せるかどうかではなく、英語を話そうとするかどうか。
これは先ほど説明した通りです。
“英語を話そうとするかどうか“の意思の差はとてつもなく大きいです。
これが今の自分の”英語のリアリティ“です。
自分の強みが相手の印象に。
恐らく自分は、PHP Matsuriのエンジニアの方々に印象づけられなかったでしょうね。
強みが何一つない。
普通のことを普通にやっているだけじゃ、ダメなんです。
特にコミュニケーションの苦手な自分は。
それを感じ取れました。
テストの達人、@sizuhikoさん。
KtaiLibraryの@ecworks_masapさん。
TDDの@hirocastさん。
CakePluginの@k1LoWさん。
CakePHP + mongoDBの@cakephperさん。
CakePHPドキュメント翻訳の@hiromi2424さん
他にもまだまだ印象深いエンジニアの方々は居たのですが、長くなってしまうのでここまで。
Webの情報がリアル(PHP Matsuri)に繋がり、そこ(PHP Matsuri)でやっていることでさらにその人を印象づける。
そういった流れで、今回顔と名前を覚えた方々もたくさん居ます。
こういった流れを自分も作って行きたいところです。
ハック = アイディアであること。
あくまで”ハック“なので、便利なものを追求する姿勢もありだと思います。
そもそも、その”便利“でさえ、アイディアであるとは思うのですが、今回感じたのは”別のアイディア“です。
最後のデモで”変態的“という言葉が飛び交っていました。
“変態的“とは”突飛なアイディア“だと思います。
誰も考えつかなかったことを、2日間で形に仕上げる。
その短い時間と、その突飛なアイディアが相まって、最後のデモは異常な盛り上がりを見せていました。
ハック = アイディア
当たり前なのですが、これも意識出来るか、出来ないかで大きく変わってくると思います。
今回、私はこれを意識出来ませんでした。
“実際に使えるものを。“という意識が、自分のアイディアを縛ってしまったのかもしれません。
次回は自由なアイディアで、”ハック“していきたいですね。
PHP Matsuriの感想はこれでおしまいです。
技術的なまとめは別に記事にしたいと思っています。
PHP Matsuriの一つの技術的中心として”PHP 5.3“がありました。
これについて、次回はまとめます。
来年は是非、皆さんも参加しましょう!
“@yandoさんは来年は開催するかどうかは分からない”と言ってますが、やってくれると信じて!:D
運営は相当しんどそうなので、皆、協力出来るところは協力して行きましょう。
PHP Matsuri、お疲れさまでした!
こちらもあわせてどうぞ
ちょっと一言
PHP Matsuriは本当に楽しかったです。
まだ熱気が自分の中に残っている。
また、PHP Matsuri関連でいくつか、ポストするので読んで頂ければ。
-
http://topsy.com/1-byte.jp/2010/10/05/impressions_for_php_matsuri/?utm_source=pingback&utm_campaign=L2 Tweets that mention PHP Matsuriに行って、日本のエンジニアのリアリティを感じてきた — Topsy.com
-
http://tyudon.com/blog/?p=20233 PHP Matsuriに行って、日本のエンジニアのリアリティを感じてきた | とっても! ちゅどん(雑記帳)

